小学2年生の男児がいるんですが、その子に持たせていたキッズケータイをiPhone SE (1世代)に変えました。自分が子供の頃は携帯は高校に入るまで持たせてもらえず、もっぱら固定電話を使用していましたが、時代は変わったということで、子供にキッズケータイを持たせて使わせておりました。小学1年になる頃から約2年間をキッズ携帯で過ごしてきましたが、スマホを持たせることにしました。その経緯を紹介します。
キッズケータイを持たせることにしたきっかけ
小学生になるまでは、親が保育園に送っていき、一人で留守番をさせるようなこともなく、常に親の保護(監視)のもと生活してきました。
それが小学生になった途端に一人で学校へ行き、放課後は児童クラブで過ごし、時には一人で自宅に帰ってお留守番をするという生活になるため、親としては、いきなり新しい生活になるが、こいつは大丈夫か?どこかで事故にあったり、迷子になったり、トラブルに巻き込まれないか心配になり、キッズ携帯を持たせることにした。
当時もいろいろ悩んで見守りGPSやスマホも比較に入れて悩みましたが、普通のキッズ携帯にすることにしました。
2年前に購入したキッズケータイは2022年でも現役のソフトバンクのキッズフォン2です。
ちなみに、このキッズフォン2だけにカメラがついておりました。このカメラで、子供は植物の成長写真を撮ったり、写メを親に送ってくれたり、子供の目線でいろいろな写真を撮っています。お勧めです。
さて、本題に入ります。
キッズ携帯に必要な機能
子供にキッズ携帯を持たせる際に最も重要視したのは3つになります。
- GPS機能
- 電話ができること、Youtubeやゲームができないこと
- 丈夫なこと
GPS機能
キッズ携帯の代表的な機能のGPSですが、自分が仕事で子供が見ていない時に、どこにいるかを把握できて、万が一迷子になってもすぐに何処に居るのかが分かると言うものです。幸い、2年間で迷子になったりトラブルに巻き込まれることはなかったので、あまり活躍する場面はありませんでした。実際にGPSで居場所確認をしたのは最初の数ヶ月間だけでして、子供がひとりでもキチンとできていることがわかれば、それから積極的に居場所を確認することはほとんどありませんでした。
そんなGPSですが、実際に使ってみて、ただ居場所がわかるだけのものではないすごい機能がついていました。
①自宅を出発/帰宅した時に保護者にメールを送る機能
②徒歩ではなく車を乗ったようなスピードで移動していたらメールを送る(誘拐対策?)といった機能
③防犯ブザーを鳴らした時に親にメールが届く機能と、便利な機能やもしもの時の機能
などがついており、いろいろと充実しておりました。
電話ができる、Youtubeやゲームができないこと
電話なんて当たり前じゃんと思うかもしれませんが、私の時代は携帯電話は高校生になってやっと買ってもらえるもので、それまでは固定電話を使っておりました。しかし、実家を出て結婚した後も固定電話を引いておらず、子供が家に一人でいる時に連絡を取る手段がなかったため、電話機能が必要でした。また、キッズ携帯は登録した電話番号からしか着信できないように設定しているため、変な電話がかかってくることもなく安心もできました。
もう一つ、Youtubeやゲームができないことというのは、多くの親が思っているだろう理由と同じです。もし、Youtubeが見れたり、ゲームができれば、永遠に携帯で遊んでいると思います。。。実際に、スマホやタブレットを渡したら、親が取り上げるまで無限にゲームをやり続けます。。
丈夫なこと
これもよくある理由でして、子供が使うものなので落としたり、放り投げたり(笑)、踏んづけたり、、、親からしたら想定外を平気でしてくるのが子供です。壊れて交換なんてしたくありません。
実際に、2年もつかえば携帯はボロボロになりましたが、なんとかまだ動いてくれております。
キッズ携帯からiPhoneに変えるに至った経緯
そんなキッズ携帯ですが、いろいろと検討してスマホ(iPhone)に変えることにしました。正直、小学生にスマホなんてと思うことは今でもありますが、いろいろと模索しながらの試みです。遅かれ早かれ、スマホを持つようになるんですから、キチンと親が管理してスマホに依存しすぎない生活をできるようにすることが最も重要かと考えております。
ちなみに、スマホを持たせようとした主な理由を紹介します。
- 子供の成長(スマホを使えるほどに成長した。)
- スマホのアプリ制限機能が充実してきた。
- キッズフォンの維持費が高い
子供の成長
子供の成長は凄まじく、スマホやタブレットを与えれば、操作方法やアプリの使い方はあっという間に覚えます。学校ひらがなを覚えたばかりだというのに、その数ヶ月後にはフリック入力ができるようになっていました。ものの数ヶ月でキッズ携帯でできることは一通り覚えてしまいました。
その他にも、GPS機能を使って子供の行動を確認することで、親が指示した通りの時間に出発・帰宅、児童クラブに行って帰ってきていることを確認することもできました。
スマホのアプリ制限機能が充実している
ここ数年で、iPhoneのスクリーンタイムという機能が年々充実化しております。日々のアプリの使用時間やどんなアプリを多用しているか、スマホを触っている時間などを確認でき、アプリごとに使用時間制限をつけることもできます。これで、ゲームやYoutubeアプリに時間制限をつけて、使いすぎを防ぐこともできます。この機能がついていることで、子供自身もゲームの時間を確認することができて、1日何時間というのを守らせることができます。
初めは、ガッチリと制限をかけておき、子供が少しずつ自分自身で約束や時間を守れるようになったら制限を緩めていくという形を取ることで少しづつ自己管理する力をつけていければと考えております。
維持費が高い
詳しくは別の記事で比較したいと思いますが、キッズ携帯を維持するにはそれなりに費用がかかってきます。キッズ携帯自身の維持費はそこまで高くありませんが、家族全員のキャリアがドコモ・au・ソフトバンクに限定されます。どうしてもデータ通信費が高額になりやすく、格安simも使用できないため選択肢が狭まります。簡単に費用の比較をしたいと思います。
ソフトバンクの場合(2年間使用、無料通話なし、1ギガ)
キッズ携帯代:機種代18000円+(月額550円×24ヶ月)=31,200円
両親スマホ代:月額3300×24ヶ月×2人=158,400円
トータル: 31,200円+158,400円=189,600円
格安sim (マイネオで比較、無料通話なし、1ギガ)
iPhoneは中古で18000円で購入することとする。
子供スマホ代:18000円+(月額1300円×24)=49,200円
両親スマホ代:1300円×24×2=62,400円
トータル:49,200円+62,400円=111,600円
2年間での支払い総額の差は78,000円になります。実際には1ギガで足りるようなことはないと思うので、ギガを増やせば増やすほど価格差は開いていきますので、これ以上の価格差になると考えられます。
さいごに
いつまでも子供にキッズ携帯を持たしておくこともできないと思いますので、もうスマホでいいかなって思った時に、スマホに変えるのもいいかなと思います。
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